赤ちゃんの頭の形が気になるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください

赤ちゃんの頭の形が気になるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください

 骨が柔らかいため向き癖などで変形します。寝る向きの調整やうつ伏せ遊びで対処しましょう 赤ちゃんの頭の形が気になるのは、頭の骨がまだ柔らかく成長途中にあるためです。大人の頭の骨のように固くつながっていないため、同じ場所に圧力がかかり続けると形が変わることがあります。 特に寝返りが安定するまでの生後数か月頃までは仰向けで過ごす時間が長く、後頭部や左右どちらかが平らになることがあります。このような頭の形の変化は「位置的頭蓋変形」と呼ばれ、多くの場合は病気ではありません。また、向きぐせによって頭の一部に圧力が集中し、形の変化が目立つこともあります。 日常生活では、授乳や抱っこの向きを時々変えたり、起きている時間に保護者が見守りながらうつ伏せ遊び(タミータイム)を取り入れたりすることが勧められています。ただし、睡眠中は安全のため仰向け寝を続けることが大切です。 頭の形は成長とともに目立たなくなることも少なくありません。一方で、変形が強い場合や、顔の左右差が気になる場合、首の動きに偏りがある場合は小児科や、頭の形を専門に診療する医療機関へ相談しましょう。月齢や変形の程度によっては、ヘルメット療法が検討されることもあります。 向きぐせの原因について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。関連記事:赤ちゃんに向きぐせがあるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください参考文献新生児・乳児の頭蓋変形|日本大学医学雑誌https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/82/4/82_203/_pdf(2026年6月24日閲覧)タミータイム(Tummy Time)|東京大学大学院医学系研究科 地域看護学分野https://chiikikango.m.u-tokyo.ac.jp/tummy_time_rch/(2026年6月24日閲覧)

2026.07.02
赤ちゃんに向きぐせがあるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください

赤ちゃんに向きぐせがあるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください

 向きぐせは寝る向きや抱っこの姿勢などが原因になることがあります 赤ちゃんの向きぐせは、いつも同じ方向を向いて寝たり、顔を向けたりする状態を言います。多くの場合は成長の過程でみられるもので、病気ではありません。 向きぐせが起こる理由として、寝るときの環境や抱っこの仕方が関係しているとされています。赤ちゃんは音や光、人のいる方向に顔を向けやすいため、ベッドの配置や家族がいる位置によって同じ方を向く習慣がつくことがあります。また、首の筋肉がまだ未熟なため、自分が向きやすい方向を好む場合もあります。 対処法としては、以下のようなものがあります。授乳や抱っこの際に左右を交互にするベッド内で頭と足の向きを入れ替えて寝かせるおもちゃや保護者の顔を反対側から見せる向き癖がある側の頭や背中の下に、たたんだタオルを挟む他にも、起きている時間には、保護者が見守りながらうつぶせ遊び(タミータイム)を取り入れると、首や肩の筋肉を使う機会が増えます。 また、向きぐせが強い場合は、筋性斜頸(首の筋肉の影響で首が傾いたり動かしにくくなったりする状態)が関係していることがあります。筋性斜頸のある赤ちゃんでは、股関節の発達に問題がみられることがあるため注意が必要です。ただし、向きぐせだけで股関節の異常が起こるわけではありません。首の動きに左右差がある場合や、頭の形の変化が強く気になる場合、いつも同じ方向しか向かない場合は、小児科や整形外科に相談しましょう。 向きぐせは多くの赤ちゃんにみられます。日常生活の中で左右均等に体を使えるよう工夫しながら見守ることが大切です。赤ちゃんの頭の形について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。関連記事:赤ちゃんの頭の形が気になるのはなぜですか?原因や対処法を教えてください  参考文献赤ちゃんの股関節脱臼 ―正しい知識と早期発見のために―|日本小児整形外科学会https://www.jpoa.org/news/topics/1585/(2026年6月8日閲覧)タミータイム(Tummy Time)|東京大学大学院医学系研究科 地域看護学分野https://chiikikango.m.u-tokyo.ac.jp/tummy_time_rch/(2026年6月8日閲覧)

2026.07.02
赤ちゃんが激しく泣き続けます。コリックの可能性や対処法を教えてください

赤ちゃんが激しく泣き続けます。コリックの可能性や対処法を教えてください

コリックとは「原因がはっきりしない激しい泣きが続く」状態ですコリック(乳児疝痛)は、「1日に合計3時間以上泣く日が、週に3日以上みられる状態」が目安とされており、生後数週間から3〜4か月頃までの赤ちゃんで、特に夕方から夜にかけて激しく泣き続けるケースが多いと言われています夕方以降に泣きやすくなることから、「黄昏泣き」と呼ばれることもあります。おむつや空腹などの理由が見当たらない場合でも起こるとされています。多くは生後数週から数か月ごろにみられ、成長とともに自然に落ち着く場合が多いとされています。原因ははっきりしていませんが、腸の未熟さや生活リズムの乱れ、刺激への敏感さなどが関係する可能性があります。対処としては、抱っこしてゆらゆら揺らす、静かな環境をつくる、背中をやさしくトントンするなどが試されます。また、授乳後にしっかりげっぷをさせることも一つの方法です。赤ちゃんによって落ち着く方法は異なるため、いくつか試してあうものを見つけることが大切です。また、「コリック抱き」を試してみる方法もあります。コリック抱きとは、赤ちゃんをうつ伏せ気味にして大人の腕の上に乗せる抱き方です。お腹が支えられることで落ち着く赤ちゃんもいるとされています。ただし、顔がふさがれないよう注意し、頭や首をしっかり支えながら行いましょう。【コリック抱きのやり方】赤ちゃんをうつ伏せ気味にし、大人の前腕の上に乗せる頭が肘の近くにくるようにし、お腹を前腕で支える反対の手を添えて、おしりや背中を支えながら姿勢を安定させる鼻や口がふさがれていないことを確認し、顔を横向きにして呼吸しやすい状態を保つ ただし、発熱やぐったりしている、いつもと様子が違う場合は別の病気の可能性もあります。心配なときは医療機関へ相談することを検討しましょう。コリックは保護者の負担も大きいため、家庭内で解決しようと無理をせず、周囲に頼ることも大切です。  赤ちゃんが泣き止まない時は病院に行くべき?受診の目安が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。関連記事:泣き止まない時は病院を受診したほうがいい?受診の目安を教えてください赤ちゃんが泣き止まない理由と対策については、こちらの記事で解説しています。関連記事:赤ちゃんが泣き止まないのはなぜですか?原因や落ち着かせる方法を教えてください本当にそれだけ?からだと菌の最新情報新しい視点|コリックの原因として「腸内環境」が注目されていますコリックは原因がはっきりしないとされてきましたが、最近では腸内環境との関係にも注目が集まっています。腸の働きが未熟なことに加え、腸内細菌のバランスが関わっている可能性があると考えられています。一部の研究では、腸内環境を整えることで消化の働きが安定し、赤ちゃんの不快感がやわらぐ可能性も示されています。コリックの背景を「腸の状態」から捉える視点が広がりつつあります。関連記事:赤ちゃんの腸内環境はどのように整いますか?腸内細菌の働きや整え方を教えてくださいこれから変わるかも|善玉菌によって泣く時間が短くなる可能性があります善玉菌の中でも、ロイテリ菌はコリックに関する研究が進められており、1日に泣く時間が短くなったという報告もあります。また、母乳かミルクかといった栄養方法や、もともとの腸内環境によって影響の現れ方が変わる可能性も示されており、「どのような条件で取り入れるか」という点にも関心が集まっています。コリックと腸内環境の関係は、理解が深まりつつある分野であり、今後の研究によってより具体的な関わり方が見えてくることが期待されています。本項目は、研究報告をもとに編集部がまとめた「新しい視点」です。まだ研究段階の内容も含まれるため、参考情報の一つとしてご覧ください。参考文献NHS-Conditions A to Z|Colic https://www.nhs.uk/conditions/colic/(2026年4月3日閲覧)赤ちゃんが泣きやまない 泣きへの理解と対処のために|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000030731.pdf(2026年4月7日閲覧)Probiotics to prevent infantile colic https://doi.org/10.1002/14651858.CD012473.pub2 (2026年4月7日閲覧)Probiotics for infantile colic: Is there evidence beyond doubt? A meta-analysis and systematic review https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37962097/ (2026年4月7日閲覧)Prophylactic use of a probiotic in the prevention of colic, regurgitation, and functional constipation: a randomized clinical trial https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24424513/ (2026年4月7日閲覧)

2026.06.11
母乳やミルクの量は足りていますか?赤ちゃんに必要な目安を教えてください

母乳やミルクの量は足りていますか?赤ちゃんに必要な目安を教えてください

母乳やミルクの必要量には個人差があります。赤ちゃんの体重増加や機嫌、おしっこなどを目安に判断しましょう母乳やミルクの量が足りているか不安になるという悩みは、多くの保護者が抱えています。特に母乳は飲んだ量が見えにくいため、心配になることもありますが、母乳やミルクが足りているかどうかは、飲む量だけでは判断できません。体重が順調に増えていて、おしっこがしっかり出ていて、機嫌よく過ごせていれば、必要な量を飲めていることが多いとされています。新生児期の赤ちゃんはまだ胃が小さく、一度にたくさん飲めません。そのため、少量ずつを何回にも分けて飲むことが一般的です。哺乳量は成長とともに少しずつ増えていき、一般的な目安としては、新生児期では1回20〜80ml程度、生後1〜2か月頃では100〜140ml程度、生後3〜5か月頃では140〜200ml程度を飲む赤ちゃんもいます。ただし、必要量には個人差があり、その時の機嫌やお腹の空き具合、母乳とミルクの割合などによっても異なります。母乳やミルクが足りているサインとしては、赤ちゃんのおしっこが1日6回以上あり、月齢に応じて体重が増えていれば、母乳やミルクは足りていることが多いとされています。また、赤ちゃんが機嫌よく過ごし、授乳後に落ち着いて眠ることが多ければ、必要な量を飲めている可能性があります。なお、赤ちゃんの体重は日々細かく変動するものです。昨日より増えていない、あるいは一時的に少し減ることがあっても、すぐに栄養不足とは限りません。家庭で毎日体重を測って不安になりすぎる必要はなく、数週間から1か月程度の変化を見ながら成長を確認することが大切です。大人用の体重計に大人と赤ちゃんが一緒に乗り、その後大人だけの体重を測ります。差し引いた体重を計算すると、おおよその赤ちゃんの体重が分かります。定期健診や母子手帳の成長曲線を参考に成長を見守りましょう。一方で、体重が増えない、尿の回数が少ないまたは色が濃い、元気がない、授乳してもすぐ泣く状態が続く場合は、母乳やミルクが不足している可能性があります。自己判断せず、小児科へ相談することがすすめられます。関連記事:母乳の質は変わりますか?食事や腸内環境との関係を教えてください参考文献授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)|厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2026年5月7日閲覧)5-2. Failure to thrive|日本小児科学会https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240716g_tebiki_3_5-2.pdf(2026年5月7日閲覧)

2026.06.01
離乳食完了期はいつから?食材や進め方を教えてください

離乳食完了期はいつから?食材や進め方を教えてください

離乳食完了期は生後12〜18ヶ月頃、大人の食事に近い形へ移行する時期です離乳食完了期は、歯の本数が増え、かむ力や飲み込む力が発達し、食べられる食材や形状が広がっていく時期です。一方で、1回の食事量だけでは必要なエネルギーを満たしにくいため、補食が大切とされています。また、母乳やミルクも引き続き栄養源の一部となります。食事の回数は1日3回が基本となり、これに加えておやつなどの補食を取り入れながら、生活リズムを整えていきます。進め方としては、軟飯からご飯へと様子を見ながら進めていきます。主食・主菜・副菜を意識し、さまざまな食材をバランスよく取り入れます。手づかみ食べもしやすい形に整えると、自分で食べる意欲につながります。補食はおにぎりや果物、乳製品など、食事の一部として考えるとよいでしょう。また、味付けは薄味を基本とし、刺激が強いもの、極端に脂っこいもの以外は大人の食事から取り分けることも少しずつできるようになります。ただし、甘いおやつやジュースのとりすぎには注意が必要です。食べムラや遊び食べが見られることもありますが、成長の過程とされています。なお、この時期は食事内容の変化により便秘がみられることもあります。水分や食物繊維を意識してとることに加え、生活リズムを整えることが基本です。近年では、腸内環境との関連からプロバイオティクス(善玉菌)が便通をサポートする可能性も報告されていますが、効果には個人差があるため、基本の食事や生活習慣を大切にしながら、気になる場合は専門職に相談して取り入れると安心です。この時期は「食べる力」を育てる時期です。焦らず、その子のペースに合わせて進めることが大切です。参考文献授乳・離乳の支援ガイド|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2026年4月10日閲覧)生後5か月からの離乳スタートガイド別添スケジュール|こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/6790a829-15c7-49d3-9156-9e40e8d9c20c/59a3df7e/20230401_policies_boshihoken_junyuu_06.pdf(2026年4月10日閲覧)食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方|独立行政法人環境再生保全機構 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_30020.pdf(2026年4月10日閲覧)赤ちゃん・子どものお口発達支援ガイド|日本歯科衛生士会 https://www.jdha.or.jp/pdf/outline/hattatsushienguide_20240628-5.pdf(2026年4月10日閲覧)こどもたちの口と歯の質問箱|日本小児歯科学会 https://www.jspd.or.jp/question/2years_old/(2026年4月10日閲覧)Lactobacillus reuteri DSM 17938 and Magnesium Oxide in Children with Functional Chronic Constipation: A Double-Blind and Randomized Clinical Trial https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7019518/(2026年4月22日閲覧)

2026.05.13
離乳食後期はいつから?食材や進め方を教えてください

離乳食後期はいつから?食材や進め方を教えてください

離乳食後期は生後9〜11ヶ月頃、歯ぐきでつぶせる固さの食事になります離乳食後期は、生後9〜11ヶ月頃を目安に始めるとされています。舌でつぶす動きから、歯ぐきでつぶす動きへと発達する時期です。歯も上下の歯が揃うようになり、 奥歯が生え始める子もでてくる時期です。前歯でかじり取る動きの練習にもつながります。このため、食事の固さや形も少しずつ変えていきます。食材は、やわらかく煮た野菜や豆腐、白身魚、ひき肉などが使いやすいです。形は小さめに切り、歯ぐきでつぶせるバナナ程度の固さが目安です。おかゆは、徐々に軟飯へと進めていきます。1日3回食べ進み、食事のリズムを整えていきます。必要に応じて調味料も少量から使用しますが、薄味を意識しましょう。ただし、固すぎるものや丸いものは誤嚥のリスクがあるため注意が必要です。はちみつは1歳未満では与えないようにします。この時期は、食べ方の発達とともに手づかみで食べる様子も見られるようになり、「自分で食べたい」という気持ちも育っていきます。赤ちゃんの意欲を大切にしながら進めていきましょう。関連記事:離乳食完了期はいつから?食材や進め方を教えてください参考文献授乳・離乳の支援ガイド|厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2026年4月10日閲覧)生後5か月からの離乳スタートガイド別添スケジュール|こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/6790a829-15c7-49d3-9156-9e40e8d9c20c/59a3df7e/20230401_policies_boshihoken_junyuu_06.pdf(2026年4月10日閲覧)食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方|独立行政法人環境再生保全機構https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_30020.pdf(2026年4月10日閲覧)赤ちゃん・子どものお口発達支援ガイド|日本歯科衛生士会https://www.jdha.or.jp/pdf/outline/hattatsushienguide_20240628-5.pdf(2026年4月10日閲覧)こどもたちの口と歯の質問箱|日本小児歯科学会https://www.jspd.or.jp/question/2years_old/(2026年4月10日閲覧)

2026.05.13