母乳やミルクが足りているかは体重増加やおしっこで判断します
母乳やミルクの量が足りているか不安になるという悩みは、多くのママが抱えています。特に母乳は飲めた量が見えにくいため、心配になることもありますが、体重が増えていて、おしっこがしっかり出ていれば、必要な量を飲めていることが多いとされています。
新生児期の赤ちゃんはまだ胃が小さく、一度にたくさん飲めません。そのため、少量ずつを何回にも分けて飲むことが一般的です。哺乳量は成長とともに少しずつ増えていき、一般的な目安としては、新生児期では1回20〜80ml程度、生後1〜2か月頃では100〜140ml程度、生後3〜5か月頃では140〜200ml程度を飲む赤ちゃんもいます。ただし、必要量には個人差があり、その時の機嫌やお腹の空き具合、母乳とミルクの割合などによっても異なります。
一般的には、赤ちゃんのおしっこが1日6回以上あり、月齢に応じて体重が増えていれば、母乳やミルクは足りていることが多いとされています。また、赤ちゃんが機嫌よく過ごし、授乳後に落ち着いて眠ることが多ければ、必要な量を飲めている可能性があります。
なお、赤ちゃんの体重は日々細かく変動するものです。昨日より増えていない、あるいは一時的に少し減ることがあっても、すぐに栄養不足とは限りません。家庭で毎日体重を測って不安になりすぎる必要はなく、数週間から1か月程度の変化を見ながら成長を確認することが大切です。大人用の体重計に大人と赤ちゃんが一緒に乗り、その後大人だけの体重を測ります。差し引いた体重を計算すると、おおよその赤ちゃんの体重が分かります。定期健診や母子手帳の成長曲線を参考に成長を見守りましょう。
一方で、体重が増えない、尿の回数が少ないまたは色が濃い、元気がない、授乳してもすぐ泣く状態が続く場合は、授乳量が不足している可能性があります。自己判断せず、小児科へ相談することがすすめられます。
参考文献
- 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2026年5月7日閲覧) - 5-2. Failure to thrive|日本小児科学会
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240716g_tebiki_3_5-2.pdf(2026年5月7日閲覧)
