離乳食完了期は生後12〜18ヶ月頃、大人の食事に近い形へ移行する時期です
離乳食完了期は、歯の本数が増え、かむ力や飲み込む力が発達し、食べられる食材や形状が広がっていく時期です。一方で、1回の食事量だけでは必要なエネルギーを満たしにくいため、補食が大切とされています。また、母乳やミルクも引き続き栄養源の一部となります。
食事の回数は1日3回が基本となり、これに加えておやつなどの補食を取り入れながら、生活リズムを整えていきます。進め方としては、軟飯からご飯へと様子を見ながら進めていきます。主食・主菜・副菜を意識し、さまざまな食材をバランスよく取り入れます。手づかみ食べもしやすい形に整えると、自分で食べる意欲につながります。補食はおにぎりや果物、乳製品など、食事の一部として考えるとよいでしょう。
また、味付けは薄味を基本とし、刺激が強いもの、極端に脂っこいもの以外は大人の食事から取り分けることも少しずつできるようになります。ただし、甘いおやつやジュースのとりすぎには注意が必要です。食べムラや遊び食べが見られることもありますが、成長の過程とされています。
なお、この時期は食事内容の変化により便秘がみられることもあります。水分や食物繊維を意識してとることに加え、生活リズムを整えることが基本です。近年では、腸内環境との関連からプロバイオティクス(善玉菌)が便通をサポートする可能性も報告されていますが、効果には個人差があるため、基本の食事や生活習慣を大切にしながら、気になる場合は専門職に相談して取り入れると安心です。
この時期は「食べる力」を育てる時期です。焦らず、その子のペースに合わせて進めることが大切です。
参考文献
- 授乳・離乳の支援ガイド|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2026年4月10日閲覧) - 生後5か月からの離乳スタートガイド別添スケジュール|こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/6790a829-15c7-49d3-9156-9e40e8d9c20c/59a3df7e/20230401_policies_boshihoken_junyuu_06.pdf(2026年4月10日閲覧)
- 食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方|独立行政法人環境再生保全機構 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_30020.pdf(2026年4月10日閲覧)
- 赤ちゃん・子どものお口発達支援ガイド|日本歯科衛生士会 https://www.jdha.or.jp/pdf/outline/hattatsushienguide_20240628-5.pdf(2026年4月10日閲覧)
- こどもたちの口と歯の質問箱|日本小児歯科学会
https://www.jspd.or.jp/question/2years_old/(2026年4月10日閲覧) - Lactobacillus reuteri DSM 17938 and Magnesium Oxide in Children with Functional Chronic Constipation: A Double-Blind and Randomized Clinical Trial
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7019518/(2026年4月22日閲覧)
