コリックは「原因がはっきりしない激しい泣きが続く」状態です
コリックは、「1日に合計3時間以上泣く日が、週に3日以上みられる状態」が目安とされており、生後数週間から3〜4か月頃までの赤ちゃんで、特に夕方から夜にかけて激しく泣き続けるケースが多いと言われています。
おむつや空腹などの理由が見当たらない場合でも起こるとされています。多くは生後数週から数か月ごろにみられ、成長とともに自然に落ち着く場合が多いとされています。原因ははっきりしていませんが、腸の未熟さや生活リズムの乱れ、刺激への敏感さなどが関係する可能性があります。
対処としては、抱っこしてゆらゆら揺らす、静かな環境をつくる、背中をやさしくトントンするなどが試されます。また、授乳後にしっかりげっぷをさせることも一つの方法です。赤ちゃんによって落ち着く方法は異なるため、いくつか試してあうものを見つけることが大切です。
ただし、発熱やぐったりしている、いつもと様子が違う場合は別の病気の可能性もあります。心配なときは医療機関へ相談することを検討しましょう。コリックは保護者の負担も大きいため、家庭内で解決しようと無理をせず、周囲に頼ることも大切です。
本当にそれだけ?からだと菌の最新情報
新しい視点|コリックの原因として「腸内環境」が注目されています
コリックは原因がはっきりしないとされてきましたが、最近では腸内環境との関係にも注目が集まっています。腸の働きが未熟なことに加え、腸内細菌のバランスが関わっている可能性があると考えられています。
一部の研究では、腸内環境を整えることで消化の働きが安定し、赤ちゃんの不快感がやわらぐ可能性も示されています。コリックの背景を「腸の状態」から捉える視点が広がりつつあります。
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これから変わるかも|善玉菌によって泣く時間が短くなる可能性があります
善玉菌の中でも、ロイテリ菌はコリックに関する研究が進められており、1日に泣く時間が短くなったという報告もあります。
また、母乳かミルクかといった栄養方法や、もともとの腸内環境によって影響の現れ方が変わる可能性も示されており、「どのような条件で取り入れるか」という点にも関心が集まっています。
コリックと腸内環境の関係は、理解が深まりつつある分野であり、今後の研究によってより具体的な関わり方が見えてくることが期待されています。
本項目は、研究報告をもとに編集部がまとめた「新しい視点」です。まだ研究段階の内容も含まれるため、参考情報の一つとしてご覧ください。
参考文献
- NHS-Conditions A to Z|Colic https://www.nhs.uk/conditions/colic/(2026年4月3日閲覧)
- 赤ちゃんが泣きやまない 泣きへの理解と対処のために|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000030731.pdf(2026年4月7日閲覧)
- Probiotics to prevent infantile colic https://doi.org/10.1002/14651858.CD012473.pub2 (2026年4月7日閲覧)
- Probiotics for infantile colic: Is there evidence beyond doubt? A meta-analysis and systematic review https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37962097/ (2026年4月7日閲覧)
- Prophylactic use of a probiotic in the prevention of colic, regurgitation, and functional constipation: a randomized clinical trial https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24424513/ (2026年4月7日閲覧)
