子どもに注射はどう説明する?怖がるときの対応と心のケア

子どもに注射はどう説明する?怖がるときの対応と心のケア

子どもにとって注射は、とても怖い体験になりやすいものです。泣いたり嫌がったりする姿を見ると、保護者もどう声をかけてよいか悩むことがあります。事前の説明や関わり方によって、不安をやわらげることができる場合があります。ここでは、やさしく伝えるコツと心のケアについてご紹介します。「注射の必要性」をわかりやすく伝えることが大切ですお子さんに注射について説明するときは、まず「なぜ必要なのか」を納得できる言葉で伝えることが大切だとされています。嘘をつかずに、心身の健康を守るための大切なステップであることを、お子さんの年齢に合わせて丁寧に伝えてあげましょう。例えば、「バイキンから体を守るためのお守りだよ」といった具体的なイメージを伝えると、お子さんも「自分のためなんだ」と理解しやすくなります。納得感を持つことで、ただ怖いだけのイベントから、病気に負けない体を作るための前向きな行動へと、お子さんの意識が変わる場合があるからです。嘘をついたり秘密にせず、不安を減らすための事前の準備を「痛くないよ」と嘘をついたり、直前まで秘密にしたりすることは、かえってお子さんの不安や不信感を強める原因になるとされています。事前の心の準備として、病院へ行く前にある程度の予定を伝えておくのが理想的です。具体的には、当日の朝や出発前などに「今日はチックン(注射)に行くよ」と優しく伝えます。お子さんの性格によっては、数日前から繰り返し説明することもすすめられます。事前に知ることで、お子さんは自分なりに心の整理をつけることができます。また、「終わったら何をして遊ぼうか?」と、その後の楽しい予定もセットで伝えてあげると、少し先の見通しが立ち、不安が軽減されやすくなると考えられています。当日はスキンシップや声かけで安心感を与えましょう注射当日は、保護者の落ち着いた対応が子どもの安心につながるとされています。子どもは大人の様子をよく見ているため、保護者の方が過度に緊張していると、不安を強めることがあります。できるだけそばにいて、穏やかな表情で手を握る、声をかけるなどの関わりが安心感を与えます。深い呼吸を促したり、好きなぬいぐるみを持たせたりするのも効果的な方法の一つとされています。また、無理に押さえつけるのではなく、優しく包み込むように抱っこすることで、お子さんに安心感を与えることができます。お子さんが安心できる環境を作ることで、痛みへの過剰な反応を抑えられる可能性があります。安全を保ちながら、できるだけ安心できる関わりを心がけましょう。終わったあとの心のケアも大切注射が終わったあとは、子どもの気持ちに寄り添うことが大切とされています。泣いてしまったとしても、まずは頑張ったことを最大限に褒めてあげましょう。「痛かったね」「よく頑張ったね」と共感し、認めてあげることが心のケアには欠かせません。注意点として、「泣くのは恥ずかしいこと」といった否定的な言葉は避けるのが望ましいとされています。痛みを感じて泣くのは自然な反応です。勇気を出して受診したこと自体を肯定することで、お子さんの自己肯定感が高まり、次回の注射への恐怖心が和らぐきっかけになります。小さなご褒美や、たくさん抱きしめてあげることで、達成感を親子で共有しましょう。怖かった経験をそのままにせず、安心感で終えることが次につながります。子どもの気持ちに寄り添うことが注射を乗り越える力に子どもにとって注射は大きなストレスですが、保護者の方の適切なサポートがあれば、それを乗り越える経験へと変えることができます。正確な情報を隠さず伝え、共感の姿勢を持ち続けることが、お子さんの心の成長と安心につながります。医療スタッフとも協力しながら、お子さんのペースに寄り添った対応を心がけていきましょう。関連記事:赤ちゃんの予防接種はいつから?スケジュールと受け方のポイント参考文献予防接種を嫌がる子どもの対応【健康ぷらざNo.451】|日本医師会https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/451.pdf(2026年4月10日閲覧)会員コラム:注射の痛みは減らせる?!|宮崎県小児科医会https://miyazaki-ped.org/column_list/column/p1320/(2026年4月10日閲覧)予防接種を受ける乳幼児の苦痛や苦痛緩和に対する親の認識と行動https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2021/008005/009/0610-0618.pdf(2026年4月10日閲覧)小児がん看護ケアガイドライン2018 第7章 検査・処置の苦痛緩和|日本小児がん看護学会https://jspon.sakura.ne.jp/doc/guideline/Pediatric_Oncology_Nursing_Care_Guidelines_2018_chapter-7.pdf(2026年4月10日閲覧)小児看護の日常的な臨床場面での倫理的課題に関する指針|日本小児看護学会https://jschn.or.jp/files/2022ud-syouni_shishin.pdf(2026年4月10日閲覧)

2026.05.12
小児科はどのように選べばよいですか?選び方のポイントを教えてください

小児科はどのように選べばよいですか?選び方のポイントを教えてください

「通いやすさ・相談しやすさ」を目安に選ぶと安心です小児科は、「通いやすく安心して相談できるかどうか」を重視して選ぶことが大切です。子どもは体調を崩しやすく、急な受診が必要になることもあるため、無理なく通える距離にあると安心とされています。また、医師やスタッフが話をよく聞いてくれるかも大切なポイントです。保護者の不安や疑問を気軽に相談できる環境があると、安心して通い続けやすくなります。具体的なチェックポイント自宅や保育園から近い場所診療時間や予約の取りやすさ待ち時間の長さ予防接種や健診に対応している院内の雰囲気や清潔さ感染対策がされている            など人気のある小児科でも必ずしもすべての人に合うとは限りません。実際に受診してみて、子どもや保護者が安心できるかを確かめることも大切です。合う病院を見つけ、かかりつけ医を決めておくと、いざというときにスムーズに相談できるため安心です。関連記事:子どもが体調を崩したとき、病院はいつ受診すべきですか?小児科ナースの本音医師の「専門性」も安心につながるポイントです小児科選びのポイントとして、「医師の専門性」も一つの目安になります。アレルギーや心臓の病気、発達など、特定の分野を専門的に診ている医師もいます。その分野に詳しい医師のほうが、より具体的で安心できる説明が受けられる場合があります。ホームページなどに専門分野が記載されていることも多いため、参考にしてみるとよいでしょう。ただし、まずは日常的に通いやすい小児科を「かかりつけ医」として持ち、気になる症状や不安がある場合は、かかりつけ医に相談することが基本とされています。必要に応じて、専門的な医療機関を紹介してもらえることもあります。日常的な発熱や風邪は通いやすい小児科をかかりつけとしつつ、専門的な相談が必要なときは別の病院を受診するなど、症状や状態に合わせた使い分けが大切です。「何でも相談できる身近な存在」と「専門的に診てもらえる安心感」の両方をバランスよく持つことがポイントです。「おうちでの過ごし方」を教えてくれる医師は心強い味方ですもうひとつのポイントは、診察して薬を出すだけでなく、その後の過ごし方まで丁寧に教えてくれる医師を選ぶことです。「どんな症状が出たら再受診するか」「夜間や翌朝はどう過ごすか」といった具体的な目安があると、家庭での不安が軽くなります。受診時は、聞きたいことを十分に聞けないこともあります。しかし、家に帰ってからの看病の時間のほうが長く、困る場面も多いものです。そのため、ホームケアや受診・再診の目安を分かりやすく説明してくれる医師は、心強い存在になります。また、医師に聞きそびれてしまっても、看護師に質問できる雰囲気があるかも大切です。加えて、薬の使い方について丁寧に説明してくれるかどうかも、安心して通える小児科を選ぶうえでのポイントのひとつです。特に抗菌薬(いわゆる抗生物質)は、細菌による感染症に対して使われる薬であり、かぜなどのウイルス感染では効果がないとされています。必要な場合に適切に使うことが大切とされており、その理由や使うかどうかの判断について、わかりやすく説明してくれる医師は信頼しやすい存在です。それぞれの家庭にあった、頼れる小児科を見つけてみてください。参考文献「かかりつけ医」の見つけ方・探し方|厚生労働省 https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/mitsukeru.html(2026年4月10日閲覧)かかりつけ医機能が発揮される制度整備について|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001167227.pdf (2026年4月14日閲覧)

2026.05.12
子どもが食べるときに注意が必要な食べ物はありますか?窒息のリスクについて教えてください

子どもが食べるときに注意が必要な食べ物はありますか?窒息のリスクについて教えてください

豆・ナッツ類、ミニトマト・ブドウ、あめ、餅、こんにゃくなどは窒息の恐れがあり特に注意が必要です子どもの喉はまだ細く、飲み込む力も十分に発達していないため、食べ物による窒息に注意が必要とされています。大人には問題ない食品でも、子どもにとっては気道をふさぐ原因になる場合があります。特に5歳以下の子どもでは、食品による窒息事故が多く報告されているため、慎重な対応が必要です 。対策として、丸いもの、硬いもの、大きさのあるものは、縦に小さく切ってから提供しましょう。調理をし柔らかくすることも工夫の一つです。ナッツ類は5歳頃までは控えることが勧められています。また、食事中は座って落ち着いて食べる環境を整えることも大切です。節分などの行事食や、きょうだいからの食べ物の受け渡しにも注意が必要です。日頃から家族で安全な食べ方について知識を共有しておくことが大切です。関連記事:子どもが窒息したときはどうすればよいですか?応急処置の方法を教えてください参考文献食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!|消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/assets/caution_047_210120_0001.pdf(2026年4月14日閲覧)食品による窒息 子どもを守るためにできること|日本小児科学会 https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250902_chissoku_Ver3.pdf(2026年4月14日閲覧)

2026.05.12
子どもが窒息したときはどうすればよいですか?応急処置の方法を教えてください

子どもが窒息したときはどうすればよいですか?応急処置の方法を教えてください

直ちに119番し、乳児は背部叩打と胸部突き上げ、1歳以上はハイムリック法で異物を出します。窒息は、食べ物などが気道に詰まり、空気が通らなくなる状態です。子どもが窒息した場合は、まず周囲に助けを求め、すぐに119番通報を行うことが大切です。そのうえで、年齢に応じた方法で異物の除去を行います。1歳未満では、うつぶせにして背中をたたく「背部叩打法」と、あお向けで胸を押す「胸部突き上げ法」を5〜6回ずつ繰り返し、異物が出るまで続けます。背部叩打法:乳児をうつぶせにし、手のひらで乳児の下あごをしっかり支えて、腕に乳児の体をのせて、上半身がやや低くなるような姿勢で支える。もう一方の手のひらのつけ根で、乳児の肩甲骨の間をしっかり強く叩く。胸部突き上げ法:乳児をあお向けにし、手のひらで後頭部を腕で乳児の体を支える。乳児の両乳頭を結んだ線の中央を、もう一方の手の2本指で強く圧迫する。1歳以上の子どもでは、背中をたたいても出ない場合「ハイムリック法(腹部突き上げ法)」を異物が出るまで続けます。ハイムリック法:こどもの背後から両腕を回し、片方の手を握りこぶしにして、こどものみぞおちの下に当てる。もう片方の手をその上に当てて、両手で腹部を上へ突き上げるように圧迫注意点として、1歳未満には腹部突き上げ法は行いません。また、口の中の異物を無理に指で取ろうとすると、奥に押し込んでしまう場合があります。意識がなくなった場合は、心肺蘇生が必要になることがあります。日頃から正しい応急処置を知っておくことで、いざという時にも落ち着いて対応しやすくなります。関連記事:子どもが食べるときに注意が必要な食べ物はありますか?窒息などのリスクについて教えてください参考文献赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る!万一のときの対処法は?|政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/article/202408/entry-6450.html(2026年4月14日閲覧)気道異物除去の手順|日本医師会 救急蘇生法https://www.med.or.jp/99/kido.html(2026年4月14日閲覧)食品による窒息 子どもを守るためにできること|公益社団法人 日本小児科学会https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250902_chissoku_Ver3.pdf(2026年4月14日閲覧)背部叩打法(乳児)|命を救う~窒息の応急手当 - 電子学習室 - 東京消防庁https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/learning/contents/inochi-emergency/contents03_2.html(2026年4月14日閲覧)胸部突き上げ法(乳児)|命を救う~窒息の応急手当 - 電子学習室 - 東京消防庁https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/learning/contents/inochi-emergency/contents04_2.html#beginning(2026年4月14日閲覧)

2026.05.12
子どもの溺水や転落を防ぐにはどうすればよいですか?家庭でできる対策を教えてください

子どもの溺水や転落を防ぐにはどうすればよいですか?家庭でできる対策を教えてください

浴槽の水を抜き、窓やベランダに足場を置かず、補助錠で開閉を制限するなどの対策をしましょう。子どもの溺水や転落は、特別な場所だけでなく家庭内でも起こりやすい事故とされています。わずかな水や高さでも事故につながることがあり、「少しの間だけ」「これくらいなら大丈夫」と思った場面で起こるケースも少なくありません。溺水は浴槽やバケツなどの水場でも起こることがあり、特に乳幼児は短時間で状態が悪くなるとされています。そのため、入浴後は浴槽の水を抜き、浴室や洗面所のドアを閉めておくことが大切です。また、窓やベランダの近くに椅子や箱などを置くと、子どもが登ってしまうことがあります。足場になる物は置かないようにしましょう。さらに、窓や網戸に補助錠をつけることで、開けにくくする工夫も役立ちます。家庭内には、気づきにくい危険がいくつもあります。日常の中で確認できるポイントをチェックリスト形式でまとめました。子どもは好奇心が強く、思いがけない行動をとることがあります。短い時間でも目を離さないように心がけることが大切です。日々の小さな対策の積み重ねが、事故の予防につながります。参考文献水の危険は近くにあります、みんなで危険回避!|こども家庭庁https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/cases/dekisui(2026年4月14日閲覧)子どもの水の事故を防ごう! -7月25日は「世界溺水防止デー」、予防策を再確認して行動を! -|消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_062/(2026年4月14日閲覧)子どもの予防可能な傷害と対策「5 溺水」|日本小児科学会https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/sho_jiko_g_05.pdf(2026年4月14日閲覧)ご注意ください!窓やベランダからのこどもの転落事故|政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/article/202107/entry-10298.html(2026年4月14日閲覧)子どもの転落事故に注意! - 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を -|消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_061/(2026年4月14日閲覧)窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!ー網戸に補助錠を付ける、ベランダに台になる物を置かないなどの対策をーhttps://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_037/(2026年4月14日閲覧)転倒・転落事故|こども家庭庁https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-4(2026年4月14日閲覧)「⼦どもの転落事故」防⽌のためのチェックリスト|消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_025/assets/csic_cms201_250624_40.pdf(2026年4月14日閲覧)

2026.05.12
付き添い入院を乗り切るコツ|元小児科看護師が教える準備と過ごし方

子どもの付き添い入院を乗り切るコツ|持ち物・準備・過ごし方を元小児科看護師が解説

子どもの急な入院が決まると、保護者は大きな不安や緊張を抱えやすいものです。とくに付き添い入院では、慣れない環境の中で子どもを支えながら、保護者自身の生活も調整する必要があります。あらかじめ準備や過ごし方のポイントを知っておくと、心と体の負担を少し減らしやすくなるとされています。「何を持って行けばいい?」「食事はどうする?」「付き添いがつらくなったらどうしたらいい?」など、不安を感じる方も少なくありません。あらかじめ準備や過ごし方のポイントを知っておくことで、心と体の負担を少し減らしやすくなります。ここでは、付き添い入院を無理なく乗り切るための考え方と工夫を、元小児科看護師の経験も交えながらわかりやすく紹介します。無理をしないための「頑張りすぎない」心構え付き添い入院では、「保護者が頑張りすぎないこと」が大切です。子どもを支えるためには、まず自分の心と体を守ることを忘れないようにしましょう。入院中は生活リズムが乱れやすく、気疲れも重なりやすい環境です。慣れないベッドや夜間の対応で、睡眠不足になり、「しんどい」「限界」と感じる保護者も少なくありません。完璧を目指すのではなく、「できなくても大丈夫」と考えることが助けになります。つらさを感じたときは、周囲の人や医療スタッフに頼ることも大切です。無理を重ねすぎないことが、結果として子どもを安定して支える力につながります。付き添い入院では保護者の持ち物も負担を軽減するポイントです付き添い入院を少しでも過ごしやすくするには、入院前の準備が助けになります。病院によっては、付き添いの寝具や食事が十分に用意されないこともあり、保護者の負担が課題となる場合があります。保護者には、着替え洗面用具スマートフォンの充電器モバイルバッテリー飲み物軽く食べられる食品羽織れる上着イヤホンなどがあると便利です。子どもには、普段使っているタオルやお気に入りのおもちゃ、絵本など、安心できる物があると落ち着きやすいことがあります。なお、付き添い中の食事や持ち込みできる物、付き添い用ベッドの利用などは病院によって異なります。入院が決まったら、事前に病院の案内を確認しておきましょう。 付き添い中は「短い休息を重ねる」ことを意識しましょう付き添い入院を続けるうえでは、保護者が短い休息をこまめに取ることが大切です。長時間の緊張や睡眠不足は、知らないうちに心身の疲れがたまりやすくなります。看護師が病室にいる時間に少し廊下を歩く、売店に行く、飲み物をゆっくり飲むなど、数分でも気分転換になることがあります。窓の外を眺める、軽く体を伸ばすといった簡単な動きも、気持ちを整える助けになります。家族が交代できる場合は、一時的に任せて休むことも方法の一つです。周囲の人を頼りながら、休めるときに休むことを意識しましょう。周囲のサポートを上手に活用入院中は、子どもの治療だけでなく、きょうだいの世話、仕事、家事、お金のことなど、さまざまな心配ごとが重なる場合があります。家族に洗濯や差し入れを頼んだり、短時間でも付き添いを交代してもらったりすることで、保護者も休息をとりやすくなります。また、不安なことや困ったことがあれば、看護師や主治医へ早めに相談しましょう。病院によっては医療ソーシャルワーカーへ相談できるほか、付き添い家族を支援する制度を案内してもらえる場合もあります。病院によっては医療ソーシャルワーカーなどに相談できる体制や、付き添いを支える制度が整っている場合もあります。遠慮して我慢しすぎず、早めに周囲を頼ることが大切です。入院中は、子どもの治療だけでなく、きょうだいの世話、仕事、家事、お金のことなど、さまざまな心配ごとが重なる場合があります。家族に洗濯や差し入れを頼んだり、短時間でも付き添いを交代してもらったりすることで、保護者も休息を取りやすくなります。 【元小児科ナース】が伝えたい付き添い入院2つのヒント1.疲れがたまりやすいのは自然なことです付き添い入院では、子どものそばを離れられず、自分の食事や睡眠、入浴を後回しにしてしまう保護者をたくさん見てきました。慣れない環境で生活するだけでも疲れがたまりやすいのは当たり前なこと。「自分が弱いから」と思う必要はありません。2.病院の外にも頼れる支えがあります付き添いの保護者を支えるために、病院の外にもさまざまな支援があります。たとえば、付き添い家族への食事や生活用品の支援を行っている認定NPO法人などがあります。また、付き添い経験者による体験談やハンドブックも公開されており、不安をやわらげるヒントになります。ひとりで抱え込まず、利用できる支援がないか調べてみることも大切です。 頑張りすぎずに一日ずつ乗り越えましょう付き添い入院は、子どもの回復を願う保護者にとって、心身ともに負担の大きい時間になることがあります。医療的なケアは医師や看護師に任せ、保護者は子どもが安心できる存在でいることを意識してみてください。一緒に過ごす時間や、やさしい声かけは、子どもにとって大きな支えになります。疲れたときや不安なときは、遠慮せず周囲に頼って大丈夫です。保護者自身の心と体も大切にしながら、一日ずつ無理のないペースで過ごしていきましょう。参考文献入院中のこどもへの家族等の付添いに関する病院実態調査https://www.nri.com/content/900032515.pdf(2026年4月10日閲覧)子どもの短期入院に付き添う主養育者の疲労の変化と影響要因―家族のサポート状況に焦点を当てて―https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2019/007803/010/0245-0252.pdf(2026年4月10日閲覧)付き添いの現状|認定NPO法人キープ・スマイリングhttps://momsmile.jp/about/real/(2026年4月10日閲覧)付き添いのご家族へ|認定NPO法人キープ・スマイリングhttps://momsmile.jp/family/(2026年4月10日閲覧)

2026.05.12