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カテゴリ:赤ちゃん

子どもの風邪を予防するにはどうすればよいですか?

更新日 2026.10.01
カテゴリ こども(1〜6歳)
子どもの風邪を予防するにはどうすればよいですか?

子どもの風邪予防には、手洗いや換気などの基本的な感染対策が大切です

子どもの風邪を完全に防ぐことは難しいですが、感染する機会を減らすための対策はあります。基本となるのは、手洗い、換気、せきやくしゃみの際の配慮などです。

手洗いは、外から帰ったときや食事の前などに行いましょう。石けんを使って手のひらや手の甲、指の間などを洗い、流水で十分に流します。子どもが自分で手洗いするのが難しい場合は、大人が手伝ってあげるとよいでしょう。

正しい手洗いの方法

室内では、こまめに換気することも大切です。また、せきやくしゃみが出るときは、周囲に飛び散らないよう、ティッシュや袖などで口と鼻を覆います。手で覆った場合は、その後に手を洗いましょう。

睡眠や食事など、普段の生活を整えて免疫力を高めることも健康を保つうえで大切です。ただし、「この食品を食べれば風邪をひかなくなる」といった特定の方法があるわけではありません。うがいや消毒なども、年齢や状況に応じて行い、基本的な感染対策と組み合わせて考えましょう。

風邪は身近な感染症であり、対策をしていてもかかることがあります。大切なのは、できる範囲で基本的な感染対策を続けることです。

 

本当にそれだけ?からだと菌の最新情報

新しい視点|「プロバイオティクスと子どもの風邪」の関係が研究されています

子どもの風邪予防では、手洗いや換気などの基本的な感染対策が大切です。近年は、これらに加えて、プロバイオティクスと子どもの呼吸器感染症との関係についても研究が行われています。

保育施設に通う健康な子どもを対象とした研究では、特定のプロバイオティクスを3か月間摂取した子どもは、摂取しなかった子どもと比べて、呼吸器感染症にかかる回数や症状が続く期間が少なかったことが報告されています。また、医療機関の受診や抗菌薬の使用、保育施設を休む日数も少なくなっていました。ほかにも、プロバイオティクスを摂取した子どもで、上気道感染症や発熱、せき、鼻水などの症状が少なかったという報告があります。

さらに、特定の菌株についても研究が行われています。L. reuteri® DSM 17938菌株とATCC PTA 5289菌株を組み合わせた研究では、咽頭炎や扁桃炎の子どもにおいて、発熱やのどの痛みなどの症状に違いがみられたことが報告されています。

一方で、すべての研究で同じ結果が得られているわけではありません。プロバイオティクスは種類によって特徴が異なり、対象となる年齢や摂取期間なども研究によって異なります。そのため、現時点では、プロバイオティクスを摂取すれば風邪を予防できるとは言い切れません。今後、どのようなプロバイオティクスが、どのような子どもに役立つのか、さらに研究が進むことが期待されています。

 

これから変わるかも|風邪予防を考える新たな選択肢になる可能性も

これまでの研究をまとめた報告でも、プロバイオティクスの摂取によって急性上気道感染症にかかる人の割合や、感染症にかかっている期間が減少する可能性が示されています。

ただし、どのようなプロバイオティクスが、どの年齢の子どもに、どの程度役立つのかについては、まだわかっていないこともあります。

手洗いや換気などに代わるものではありませんが、研究が進むことで、将来的には子どもの呼吸器感染症を予防する方法のひとつとして、プロバイオティクスの活用についてさらに明らかになっていくかもしれません。

参考文献