喘息の咳は風邪の咳より長引くことがあり、息苦しさを伴うことがあります
子どもの咳は風邪でもよくみられますが、喘息では咳が長く続いたり、いったん良くなっても繰り返したりすることがあります。また、咳だけでなく、ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音や息苦しさを伴う場合があります。
風邪は、主にウイルスによる呼吸器の感染症です。鼻水や発熱、のどの痛みなどを伴うことが多く、感染症の経過とともに症状が改善していきます。
一方、喘息はアレルギーや、風邪などの感染症、運動、冷たい空気など、さまざまな刺激が喘息の症状を引き起こしたり、悪化させたりすることがあります。
風邪による咳は、鼻水や発熱などの症状と一緒に出て、風邪の回復とともに少しずつ軽くなることが多いです。一方、喘息では、風邪をきっかけに症状が悪化したり、風邪の症状が治まったあとも咳が続いたりする場合があります。
ただし、風邪でも咳が長引くことはあります。また、喘息でも咳だけがみられ、息苦しさやゼーゼーする呼吸が目立たない場合があります。そのため、咳の長さや症状だけで喘息と風邪を区別することはできません。
- 風邪をひくと毎回咳が長引く
- 風邪が治っても咳が続く
- 咳に加えて息苦しさやゼーゼーする呼吸がある
このような症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。症状が出るタイミングやこれまでの経過も、診断の手がかりになります。
子どもの喘息について、原因や発作の対処法、予防などについてはこちらで解説しています。
関連記事
参考文献
- 一般社団法人日本小児アレルギー学会|小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023(Web版)
https://www.jspaci.jp/journal/asthma2023/ (2026年8月18日閲覧) - 一般社団法人日本小児アレルギー学会|患者さん向け 小児ぜん息治療ガイドライン
https://www.jspaci.jp/gcontents/childhood-asthma-guideline/ (2026年8月18日閲覧)
