現在3歳の男の子を育てる美樹さん(仮名)。1歳4か月頃、それまで経験したことのなかった夜泣きが突然始まりました。
抱っこをしても泣き止まず、毎晩3〜4時間以上泣き続ける日々が半年以上続いたそうです。当時は仕事にも復帰しており、睡眠不足のまま育児と仕事を両立する毎日でした。
その頃のことを振り返っていただきました。
「よく寝る子」が突然夜泣きをするようになりました
それまでの息子は、生後5ヶ月頃から寝かしつけをしなくても眠ってくれることが多く、「よく寝る子だね」と言われるくらいでした。だからこそ、ある日突然始まった夜泣きに、本当に戸惑いました。
夜中に突然泣き声で目が覚めます。抱っこをしても泣き止まない。部屋の中を歩いてもダメ。飲み物を飲ませてもダメ。
時計を見るたびに時間だけが過ぎていき、気づけば朝方になっていることも何度もありました。
「今日は眠れるかな。」
毎日そんなことを考えながら夜を迎えていました。
一番つらかったのは、終わりが見えなかったこと
一番つらかったのは、「いつ終わるのか分からない」ことでした。
「あと数日で落ち着くかもしれない」と思っても、翌日も、その次の日も同じことの繰り返しです。
私は当時、仕事に復帰したばかりでした。朝方ようやく眠れても、数時間後には仕事へ向かわなければなりません。
子どものことはもちろん大切です。それでも睡眠不足が続くと、心にも余裕がなくなってしまいます。夜中に泣き続ける子どもを抱っこしながら、「お願いだから今日は寝てほしい」と思ってしまうこともありました。
そんなふうに思ってしまう自分を責めてしまい、「母親なのに」と落ち込む日もありました。
「何とかしたい」と思って試したこと
「何かできることはないかな」と思い、ネントレの本を読んだり、寝る前にスキンシップの時間を意識したりしました。
もともと寝室は完全に遮光していたため、睡眠環境として改善できそうなことはあまり見つかりませんでした。
その後、かかりつけの小児科で相談し、漢方薬を処方してもらったり、「睡眠治療専門の外来なら何か方法があるかもしれない」と思い、専門の医療機関も受診したりしました。でも、すぐに改善につながる方法は見つかりませんでした。
最終的には、子どもが泣いている間は見守りカメラで様子を確認しながら、安全を見守って過ごしていました。
少しずつ終わりが見えてきました
夜泣きが始まってから約1年が経った頃、少しずつ泣く時間が短くなっていきました。
「昨日は少し眠れたね。」
そんな日が少しずつ増え、いつの間にか夜泣きは落ち着いていました。
何がきっかけだったのかは、今でも分かりません。
漢方薬そのものが夜泣きの改善につながったとは言えませんが、小児科の先生が親身になって話を聞いてくださり、「お守り程度だけれど」と処方してくださったことは、とても心強く感じました。
「一人で抱えなくていいんだ」と思えたことが、当時の私にとって大きな支えだったように思います。
今だから、当時の自分に伝えたいこと
当時の自分に声をかけられるなら、「もっと周りを頼っていいよ」と伝えたいです。夜泣きの真っ最中は、「頑張るしかない」と思い込んでいました。でも今振り返ると、家事を少し休んだり、誰かに頼ったりしてもよかったと思います。
それに、育児を楽しめない日があっても、自分を責める必要はありません。眠れない夜が続くと、心にも体にも余裕がなくなるのは仕方のないことです。ママ自身がきちんと眠れることも大切にしてほしいと思います。
今まさに同じように悩んでいる方には、一人で抱え込まず、家族や周囲の人、ベビーシッターなど、頼れるものには遠慮なく頼ってほしいですね。
編集部コメント
夜泣きは、お子さんだけでなく、保護者の心や体にも大きな負担を与えます。
「夜が来るのが怖い」「また眠れないかもしれない」と感じる保護者は少なくありません。そんな気持ちになるのは、決して特別なことではありません。
夜泣きの経過や対応には個人差があり、すぐに解決策が見つからないこともあります。つらいときは一人で抱え込まず、小児科や保健師などの専門家に相談したり、家族や周囲の人と協力したりしながら、保護者自身が休める時間を確保することも大切です。
夜泣きについては、こちらの記事で原因や対策について解説しています。
※本記事は、保護者から寄せられた個人の体験談をもとに、個人が特定されないよう編集したものです。記事内で紹介している方法や感じ方には個人差があり、すべてのお子さまに同じ結果が得られるものではありません。
※本記事は、病気の診断や治療、医学的な助言を目的としたものではありません。お子さまの体調や発育・発達について気になることがある場合は、小児科医などの専門家にご相談ください。
こどもヘルスラボでは「育児のお悩み体験談」を募集しています
夜泣き、便秘、離乳食、仕上げみがき、イヤイヤ期など、あなたの経験が記事になって、同じ悩みを持つご家族の助けになるかもしれません。
ぜひご協力ください。
お悩み体験談フォームはこちら