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カテゴリ:赤ちゃん

産後の便秘でつらいです。食事や生活習慣で解消する方法はありますか?

更新日 2026.05.11
カテゴリ 産後のからだとこころ
産後の便秘でつらいです。食事や生活習慣で解消する方法はありますか?

産後の便秘は水分や食物繊維、適度な運動などで改善することがあります

産後の便秘はつらい症状のひとつですが、日常生活の工夫でやわらぐ場合があります。

具体的には、こまめに水分をとり、便が硬くならない方にすることが基本です。野菜や果物、海藻などの食物繊維を無理のない範囲でとることも役立つとされています。

育児の合間での軽いストレッチや赤ちゃんとの散歩など、体調に合わせて無理のない範囲で体を動かすこともよいでしょう。また、便意を感じたときには、できるだけ我慢せずに排便することも大切です。

排便する時は、姿勢を工夫することで、力みすぎずに排便しやすくなる場合があります。足元に台を置いて前かがみの姿勢をとるなど、無理なく排便できる方法を試してみましょう。

一方で、産後は育児で忙しく、思うように生活を整えられないことも少なくありません。
こうした工夫をしてもつらい場合には、便をやわらかくする薬(酸化マグネシウム製剤など)に頼ることも選択肢のひとつです。ただし、薬を使用する際は自己判断せず、授乳中であることも含めて医師や薬剤師に相談しましょう。

 

 

便意があるのに出ないのはなぜ?など産後の便秘の原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。

つらい産後の便秘がいつまで続くのかの目安が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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新しい視点|産後の便秘は、いくつかの要因が重なって起こります

産後の女性の約15〜60%に便秘がみられるという報告もあるほど、便秘は産後によくある症状です。一方で、その要因には単純な生活習慣だけではとらえきれない側面があると考えられています。

研究では、水分や食事に加えて、ホルモンの変化、出産後の体の状態、痛みへの不安、活動量の低下など、さまざまな要因が重なりあって起こる可能性が示されています。産後の便秘は一つの原因だけでなく、いくつかの要素が組み合わさって現れるものとして理解が広がりつつあります。

また、水分や食事、生活習慣といった基本的な対策も重要とされる一方で、その影響の現れ方には個人差があることも知られており、「人によって感じ方が違う理由」にも関心が集まっています。

これから変わるかも| 産後の便秘には「傷の痛み」も関係しています

産後の便秘というと、水分不足や食物繊維不足、運動不足などが原因と思われがちです。もちろん、こうした生活習慣も便通に関係します。

一方で、産後は会陰切開や会陰裂傷、痔などによる痛みから、排便をためらってしまうことがあります。「排便すると傷が痛そう」「いきむのが怖い」と感じて、便意を我慢してしまうことが、便秘につながることもあります。

実際、産後の女性を対象とした研究では、排便時に会陰部の痛みを感じる人がいることも報告されています。

そのため、産後の便秘対策では、食事や水分だけでなく、「痛みや不安をできるだけ減らし、無理なく排便できる環境をつくること」も大切な視点になります。

会陰切開や会陰裂傷の傷がある場合は、「排便したら傷が開いてしまうのでは」と心配になることもあるでしょう。しかし、会陰の縫合部は、通常、排便したことで開いてしまうものではありません。ただし、強い痛みや腫れ、出血など、傷の状態が気になる場合は、無理に我慢せず、産婦人科などの医療機関に相談しましょう。

 

本項目は、研究報告をもとに編集部がまとめた「新しい視点」です。まだ研究段階の内容も含まれるため、参考情報の一つとしてご覧ください。

参考文献