産後はホルモンや生活の変化、筋力低下などで便秘になりやすくなります
産後は体の変化が大きく、便秘になりやすい時期とされています。
原因として、出産後は妊娠中のホルモンの影響が残り、腸の動きがゆっくりになる場合があります。また、出産によって骨盤まわりの筋肉が弱くなり、排便に必要な力が入りにくくなることも関係すると考えられています。
さらに、会陰切開や裂けた傷などの傷の痛みにより、いきむことをためらうことで便秘につながる場合もあります。帝王切開後も、手術の影響や安静によって腸の動きが低下することがあります。
加えて、授乳や育児で生活リズムが乱れ、水分や食事が不足しやすいことも便秘の原因の一つです。
こうしたことから、便が硬くなったり、排便時にうまく力を入れられなかったりすることで、便意を感じているのに便が出ない状態がみられることもあります。
また、腸と脳は「腸脳相関」と呼ばれる仕組みでつながっていると言われています。そのため、生活変化におけるストレスが腸の動きを弱めることがあると考えられており、便秘の原因になりうると言われています。
産後は分娩の影響も含めて体が回復途中にあるため、無理をせず整えていくことが便秘の改善につながると考えられています。
つらい産後の便秘がいつまで続くのかの目安はこちらの記事で解説しています。
便秘が続く場合は、食事や生活習慣を見直すことで改善につながることがあります。詳しい対策はこちらの記事をご覧ください。
参考文献
- 便通異常症診療ガイドライン2023|日本消化管学会 https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00812/ (2026年4月8日閲覧)
- Your body after the birth|National Health Service(NHS) https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/your-body/ (2026年4月8日閲覧)
- Impact of Food Intake and Sleep Disturbances on Gut Microbiota”Cureus https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11531926/(2026年4月8日閲覧)
