子どものスマホ使用は生活や学習に影響することがあり、使用時間や行動の変化を見ながら適切に関わることが大切です
スマホ依存は明確な基準で診断されるものではありませんが、生活への影響から判断の目安を考えることが大切です。たとえば、次のような変化が見られる場合は、使い方を見直すサインと考えられています。
- 寝る時間が遅くなり、朝起きにくくなることがある
- 宿題や勉強に集中しにくくなることがある
- 食事中もスマホを手放せない様子が見られる
- 外遊びや家族との時間が減っている傾向がある
- スマホを取り上げると強く怒ったり、不機嫌になることがある
- 使う時間を自分でコントロールしにくい様子がある
背景として、スマホは動画やゲームなど刺激が強く、長時間使いやすい特徴があります。子どもは自己管理がまだ発達途中のため、使いすぎにつながりやすいと考えられています。
対応としては、家庭でルールを決めることが基本です。使用時間や使う場所を決める、寝る前は使わないなど、具体的に設定すると実践しやすくなります。また、親も使い方の見本を示すことが大切です。
注意点として、一方的に禁止するだけでは反発が強くなることがあります。理由を説明し、子どもと話し合いながら決めるように心がけましょう。
スマホとの付き合い方は完全に避けるのではなく、生活に支障が出ていないかを見ながら調整していくことがポイントです。
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新しい視点|「2時間以上」が毎日続くと、生活への影響が出やすくなる可能性
スマホや動画を見る時間は、短時間ですぐ問題になるわけではありません。しかし近年の研究では、使用時間が長くなるほど、睡眠や気分、生活リズムへの影響が出やすくなる可能性が報告されています。
日本の子どもを対象とした研究でも、1日2時間を超える利用が続く場合に、メンタルヘルスや生活習慣との関連がみられています。特に、平日に毎日長時間使う習慣があると、睡眠不足や集中力低下につながりやすいことが指摘されています。
これから変わるかも|「親のスマホ使用時間」も重要視されています
最近は、子ども自身のスマホ使用だけでなく、親の使い方も依存に影響する可能性が注目されています。研究では、親のスマホ使用時間が長い家庭ほど、子どもの長時間使用や依存傾向との関連がみられたという報告があります。子どもは大人の行動を見ながら生活習慣を学ぶためです。
そのため今後は「子どもに制限をかける」だけでなく、家族全体でスマホとの付き合い方を見直す考え方が、より重視されていくかもしれません。
本項目は、研究報告をもとに編集部がまとめた「新しい視点」です。まだ研究段階の内容も含まれるため、参考情報の一つとしてご覧ください。
参考文献
- 青少年のインターネット利用環境実態調査|こども家庭庁
https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/internet_research/(2026年5月1日閲覧) - 情報モラル教育資料|文部科学省
https://www.mext.go.jp/zyoukatsu/moral/(2026年5月1日閲覧) - Pathological Gaming and Its Association With Lifestyle, Irritability,and School and Family Environments Among Japanese Elementary School Children
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/advpub/0/advpub_JE20210365/_pdf/-char/ja(2026年5月27日閲覧) - Parental Internet Use and Lifestyle Factors as Correlates of Prolonged Screen Time of Children in Japan: Results From the Super Shokuiku School Project
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29576604/(2026年5月27日閲覧)