お腹のマッサージや水分・食物繊維の摂取などで改善することがあります
赤ちゃんの便秘は、生活習慣や食事を見直すことでやわらぐ場合があります。特に軽い便秘であれば、家庭でのケアが役立つことが多いとされています。
赤ちゃんは腸の動きが未熟です。また、水分や食事内容の影響を受けやすいです。そのため、離乳食の内容や授乳のリズムによって便の出方が変わることがあります。母乳とミルク(人工乳)でも腸内環境に違いがあり、一般的に母乳栄養の赤ちゃんのほうが便がやわらかい傾向があることが知られています。
具体的には、お腹を「の」の字にやさしくマッサージする方法があります。腸の動きを助けるとされています。また、離乳食が進んでいる場合は、野菜や果物など食物繊維を含む食材を少しずつ取り入れることも大切です。水分をしっかりとることも意識しましょう。
さらに近年では、腸内環境を整える働きがある「プロバイオティクス(乳酸菌など)」が、赤ちゃんの便通の改善に役立つ可能性があることも報告されています。すべての赤ちゃんに効果があるとは限りませんが、一部の研究では、特定の乳酸菌を含むミルクやサプリメントによって便の回数や性状が改善したとする結果もあります。ただし、使用する場合は月齢や製品の適応を確認し、気になるときは医療者に相談すると安心です。
ただし、無理に強くマッサージしたり、急に食事内容を変えたりするのは避けてください。便に血が混じる、強くいきんで苦しそう、1週間以上の頑固な便秘を繰り返すなどの様子がある場合は、医療機関に相談が必要です。
赤ちゃんの便秘はよくみられるものです。あわてずに生活を整えながら、やさしくケアしていくことが大切です。
参考文献
- 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン|日本小児栄養消化器肝臓学会・日本小児消化管機能研究会 https://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf (2026年4月8日閲覧)
- 子どもの便秘|日本小児栄養消化器肝臓学会
https://www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf(2026年4月8日閲覧) - 便秘|兵庫県立はりま姫路総合医療センター https://hgmc.hyogo.jp/data/media/harima-hp/page/department/pediatrics/pdf/symptoms/benpi.pdf (2026年4月12日閲覧)
- Probiotics and Prebiotics in Pediatrics|the American Academy of Pediatrics https://publications.aap.org/pediatrics/article/126/6/1217/65014/Probiotics-and-Prebiotics-in-Pediatrics (2026年4月20日閲覧)
- Lactobacillus reuteri (DSM 17938) in Infants with Functional Chronic Constipation: A Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled Study https://www.jpeds.com/article/S0022-3476(10)00385-9/abstract (2026年4月20日閲覧)
