水分補給を最優先し、吐き気が治まったらお粥やうどんなど消化の良いものを少量ずつ食べます。
子どもの胃腸炎では、まずは脱水を防ぐための水分補給を優先することが大切とされています。吐き気や嘔吐が続いている間は無理に食べさせる必要はありません。吐き気が落ち着いてから、少しずつ食事を再開するのが基本とされています。
胃腸炎のときは腸の働きが弱くなっているため、消化や吸収がうまくいかないことがあります。そのため、刺激の少ない食事を選ぶことがすすめられます。
- お粥
- うどん
- 柔らかく煮た野菜
- 野菜スープ
- 白身魚
- バナナ など
このような脂質や食物繊維が少なく消化の良いものを選びます。一度に多く食べると負担になるため、少しずつ回数を分けて与えるとよいとされています。
また、近年では胃腸炎の回復過程において、腸内環境への配慮も重要と考えられています。プロバイオティクス(乳酸菌などの有用な微生物)を含む食品やサプリメントは、腸内環境を整えることで、下痢の期間を短くするのに役立つ可能性があるとされています。
脂っこい食べ物、甘すぎるお菓子、柑橘系のジュース、刺激の強いスパイスなどは、胃腸への刺激が強いため避けるのが望ましいです。冷たすぎる飲み物も、腸を刺激して下痢を悪化させる場合があるため注意しましょう。
食欲が戻っても急に普段の食事に戻さず、様子を見ながら少しずつ戻していくことが大切です。無理をせず、子どもの体調に合わせて進めましょう。
参考文献
- エビデンスに基づいた子どもの腹部救急診療ガイドライン2017|日本小児救急医学会 https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00575.pdf(2026年4月10日閲覧)
- 下痢・嘔吐があるときの食事のすすめかた|東邦大学 https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/ped/links/nf03l300000001eo-att/tjoimi0000000asq.pdf(2026年4月10日閲覧)
- Effects of probiotics in children with acute gastroenteritis: A systematic review and meta-analysis focusing on probiotics utilized in Japan https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37956795/ (2026年4月22日閲覧)
- Lactobacillus reuteri DSM 17938 shortens acute infectious diarrhea in a pediatric outpatient settingO Lactobacillus reuteri DSM 17938 reduz a diarreia infecciosa aguda no cuidado pediátrico ambulatorial https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021755715000637 (2026年4月22日閲覧)
