仕上げみがきは永久歯が生えそろう9〜12歳頃まで続けることがすすめられています
仕上げみがきは、小学生の間も続けることが大切とされています。歯みがきはむし歯予防の基本ですが、子どもは発達段階の中で少しずつ歯磨きの方法を習得していくため、十分に磨けない時期があるためです。
その背景には、手先の細かな動きがまだ未熟であることが関係しています。歯ブラシを細かく動かし、奥歯や歯と歯の間まで丁寧に磨くには、ある程度の器用さが必要とされています。
さらに、乳歯から永久歯へ生え替わる時期は、歯の高さや形がそろわず、汚れがたまりやすい状態になります。この時期は見た目以上に磨きにくく、むし歯のリスクが高くなるとされています。
ただし、子どもの成長には個人差があります。年齢だけで判断するのではなく、磨き残しがないかを確認しながら、その子に合った方法で対応することが大切です。
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新しい視点|時間をかけても「きちんと磨けていない」ことがあります
12歳の子どもを対象にした観察研究では、平均で約200秒と十分な時間をかけて歯みがきをしているにもかかわらず、半数以上に磨き残しが見られたと報告されています。特に歯の内側は磨きにくく、見えにくい部分ほどケアに差が出やすいこともわかってきました。
この結果から、「長く磨くこと」だけでなく、「どこをどう磨くか」が仕上がりに大きく関わることが注目されています。見た目では判断しにくいからこそ、磨き方やポイントを意識することの大切さが見直されています。
これから変わるかも|親自身も「正しい歯みがき」を知る必要があります
子どもの歯みがき習慣は、本人だけでなく親の関わり方に影響されることが示されています。研究では、保護者自身が正しい歯みがき方法を十分に理解していないケースもあり、「一緒に取り組むこと」の大切さが注目されています。
そのため、子どもに任せるだけでなく、保護者が正しい知識を知り、声かけや仕上げみがきを通して関わることが、自然な習慣づくりにつながります。親子で一緒に歯科受診を行い、正しいみがき方を確認することも、日々のケアをより効果的にするヒントになりそうです。
本項目は、研究報告をもとに編集部がまとめた「新しい視点」です。まだ研究段階の内容も含まれるため、参考情報の一つとしてご覧ください。
参考文献
- 家族みんなで歯みがき習慣|日本小児歯科学会
https://www.jspd.or.jp/common/pdf/hamigaki.pdf (2026年4月7日閲覧) - オーラルヘルスオンライン|公共社団法人神奈川県歯科医師会
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/104/(2026年4月7日閲覧) - Development of Tooth Brushing Recommendations Through Professional Consensus
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0020653923009632 (2026年4月10日閲覧) - Toothbrushing behavior in children – an observational study of toothbrushing performance in 12 year olds
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6489256/ (2026年4月8日閲覧) - The effectiveness of the application of the mentoring module on brushing teeth by parents on the behavior of brushing teeth in early childhood
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6489256/ (2026年4月8日閲覧)
