食物繊維や水分に加え、腸内環境を整える食事が便秘の予防と改善につながります
食物繊維を含む食品を適切にとることは、便の量を増やし、腸の動きを助けることで便秘の改善につながるとされています。

具体的には、野菜、果物、豆類、海藻、全粒穀物など、食物繊維を含む食品をバランスよく取り入れることがすすめられます。食物繊維は腸内で発酵し、腸の動きを促す働きがあると考えられています。
また、近年では腸内環境に着目した「プロバイオティクス(善玉菌)」と「プレバイオティクス(善玉菌のエサとなる食物繊維など)」を組み合わせた「シンバイオティクス」という考え方も注目されています。ヨーグルトなどの発酵食品と、食物繊維を含む食品をあわせてとることで、腸内環境を整え、排便を助ける可能性があるとされています。
ただし、便が詰まった状態で食物繊維を増やすと、腹痛が悪化する可能性があるため注意が必要です。また、食物繊維のとりすぎもかえって便秘を悪化させる場合があるため、無理のない範囲で少しずつ取り入れることが大切です。
水分についても、脱水がなければ増やすだけで改善するとは限りませんが、不足すると便が硬くなることがあります。また、水分は一度にたくさん飲むよりも、食事とあわせてこまめにとることが大切とされています。食物繊維と水分を組み合わせてとることで、より便がやわらかくなり、排便しやすくなる場合があります。
日々の食事を無理なく整え、継続することが便秘の予防や改善の基本となります。
参考文献
- 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン|日本小児栄養消化器肝臓学会・日本小児消化管機能研究会 https://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf (2026年4月10日閲覧)
- 子どもの便秘|日本小児栄養消化器肝臓学会 https://www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf (2026年4月10日閲覧)
- 便秘|兵庫県立はりま姫路総合医療センター https://hgmc.hyogo.jp/data/media/harima-hp/page/department/pediatrics/pdf/symptoms/benpi.pdf (2026年4月12日閲覧)
- Role of Synbiotics in the Treatment of Childhood Constipation: A Double-Blind Randomized Placebo Controlled Trial https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3446081/ (2026年4月22日閲覧)
