【投稿日】2015/6/22
【お名前】淀江 晃太郎さん
【チャイルドヘルス購入】
【投稿内容】
こんにちは、バイオガイアの学術担当副社長の淀江晃太郎と申します。
前回は、赤ちゃんが激しく泣くのは腹痛によるもので、その原因は体内菌の構成がうまく行われていないからというお話しでした。
今日はその対策についてお話してみましょう。
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ロイテリ菌と夜泣き・長泣きの関係(3)
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まず対策を立てる前に、激しく泣く赤ちゃんの腸内細菌の状態を観察してみましょう。そのために糞便検査(ふんべんけんさ)を行います。
赤ちゃんのウンチの大腸菌を調べてみると、激しく泣く赤ちゃんは、症状のない赤ちゃんと比べて大腸菌の菌数がとても多いことが分かりました。しかも、泣く激しさに比例して大腸菌の菌数も多くなっていました。どうやら腸内細菌のバランスが泣くことに関係しているようです。
次に腸内細菌のバランスを改善するために、激しく泣く赤ちゃんにロイテリ菌などの善玉菌を3週間与えてみました。そして再度ウンチを調べてみると、大腸菌の菌数が減少して、ビフィズス菌などの善玉菌が増えていたのです。実際にロイテリ菌もウンチの中にいたので、ちゃんと胃を通過して腸までたどり着いていたことも確認できました。
ということは--- ロイテリ菌は腸の中で悪玉菌である大腸菌の発育を抑制して、善玉菌であるビフィズス菌の増殖を助けるはたらきをしていたことになります。
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