【投稿内容】
こんにちは、バイオガイアの学術担当副社長の淀江晃太郎と申します。
前回は、赤ちゃんが激しく泣く症状についてお話しました。
今日は、その原因についてお話してみましょう。

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ロイテリ菌と夜泣き・長泣きの関係（2）
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私たちは赤ちゃんと言葉を通じたコミュニケーションがとられないので、どうして赤ちゃんが激しく泣くのかはっきりわかりません。しかし、最近の研究で、どうやら腹痛が原因なのではないかと言われるようになってきました。そして、実際にお医者さんに掛かると、浣腸をしたりシメチコンのようなガス抜き剤を処方されることがあります。そうすることでおなかの張りを取り除いて、おなかの痛みを緩和しようというものです。

しかしこれでは症状に対処はしていても、腹痛の原因を解消しているわけではありません。腹痛の原因はいろいろあると思いますが、その多くは腸内の微生物の多様性とバランスにあると考えられます。前もお話しましたように、赤ちゃんの体内菌の構成がほぼ成人と同様になるには、生後1年半から2年かかるといわれています。ですから生まれて直ぐは、体内菌のバリエーションやバランスがとても不安定ということです。

事実、この激しく泣く症状は「3ヶ月コリック」といって生後3ヶ月から6ヶ月までに起こります。この時期に体内菌の構築がうまく行われないことで、激しいおなかの痛みが発生していたんですね。

では、このような原因を取り除くにはどうしたらいいのでしょうか？
その対策については次回お話します。