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2歳までに腸内細菌のバランスが完成されること【No.3】

【投稿日】2015/5/28
【お名前】淀江 晃太郎さん
【チャイルドヘルス購入】

【投稿内容】
こんにちは、バイオガイアの学術担当副社長の淀江晃太郎と申します。
前回は、自然分娩に比べて帝王切開で生まれた赤ちゃんは、口腔内や腸内の微生物のバランス・多様性に遅れがあることをお話しました。今日は、その遅れの修復についてお話してみましょう。

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2歳までに腸内細菌のバランスが完成されること
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自然分娩で生まれてくる赤ちゃんはお母さんの産道の微生物を取り込みながら生まれてきます。産道には「デーデルライン桿菌」という良い働きをする菌が生息しています。この菌は多くの乳酸菌で構成されています。いつもこの乳酸菌が産道を酸性状態に保ってくれ、酸性状態に保つことで外部から進入する雑菌を阻害してくれます。出産が近づくと糖分が分泌され乳酸菌をいつも以上に増やすといわれています。
これは、赤ちゃんが生まれる時に悪玉菌が繁殖しないようにする自然の恵みです。

このように自然分娩で生まれてくる赤ちゃんは、お母さんから多くの乳酸菌をもらって生まれてきます。帝王切開で生まれた赤ちゃんとの大きな違いは、お母さんから受け継がれる体内菌が乳酸菌であることです。
帝王切開で生まれる赤ちゃんは産道を通らないため、この乳酸菌と出会うことができません。では、お母さんのから乳酸菌を受け継ぐことができない帝王切開の赤ちゃんはどうすれば良いのでしょう。

帝王切開で生まれた赤ちゃんにも早い段階で乳酸菌を与えることで、自然分娩で生まれた赤ちゃんの体内菌に追い付くことができます。実際に、カリブ海北東にあるプエルトリコでは、帝王切開で生まれた赤ちゃんにお母さんの産道の分泌液を与えて体内菌の多様性を促進する試みの報告もあります。

L. ロイテリ菌も産道に生息している乳酸菌の1種です。帝王切開で生まれた赤ちゃんには特に積極的にロイテリ菌を与えてあげて、体内菌のバランスと多様性の遅れを取り戻してあげましょう。

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